2008年6月30日月曜日

イタリア バイク事情

イタリアに行って、スクーターが多いのは予想していたとおりですが、



なんといっても驚いたのは、BMWのバイクが多いことです。なんとミラノ警察でさえ、BMWです。



私は、イタリアなんでDUCATIが相当走っているのかと期待していたのですが、大雑把に言って、日本並みしかDUCATIは走っていないのです。
たまたまこれは、日本ではうっていない1098の恰好で、848CCの848です。




そのほとんどはモンスターで、スーパーバイク系はごくまれです。スポーツクラッシクはDUCATI工場で見た以外、全く見ることができませんでした。社員駐車場のバイクですらありません。



これはMVアグスタブルターレを日常の足として使っている珍しい例です。






それは、四輪車でも同じなことが言えます。
イタリアといえば、フェラーリ、アルファロメオ、マセラッティ、ランチア、大衆車でFIATというイメージですが、ローマ、フィレンツェ、ボローニア(聖地モデナにちかいのですが、)1度しかフェラーリは見たことがありませんでした。アルファもあんまり見ません。ミラノ警察がアルファだったのは安心しました。

走っている車の半分は、外車(BMW,メルセデス、VW、プジョー、シトロエン、日本車)でしたが、
FIATパンダと新しいチンクエチェントは大変イタリアの雰囲気にあっていました。

なんとなく、イタリアの大衆には、スノッブなネオクラッシクを楽しむなんていう趣味の方は、いらっしゃらないなあというのが実感です。日本や、イギリスで初めて成立することかと感じました。
驚いたのは、ハーレーもいます。DUCATIと同じくらいの感じです。
なんとなく、聖地と思ってきたのに、その聖地は、ここにはなかったというのが、本音の気持ちです。


ちょっとした話題。これは、電気のプラグイン充電を駐車スペースでしているスクーター郡です。すでに、電動パワーが実現しています。
1台の充電タワーに表4つ裏4つで8台つなげるようになっていました。




最後にヘルメットの話題。フェラーリショップがベネチアにも、ミラノにもあって、ありました。あのヘルメットが、他のバージョンはカーボン使用のジェットと
シックなメタリックグレー&タン色のレザーの組み合わせのヘルメットもおいてありました。

こちらは、モンスターに乗ったタンデムライダーのMOMOデザインのヘルメットです。女性のMOMOデザイン装着率は高かったです。
タンデムが大変多いのですが、ペアのヘルメットをかぶっているケースも多かったです。

2008年6月23日月曜日

DUCATIの聖地 イタリアボローニア発

本日DUCATI GT1000の聖地ボローニアDUCATI工場&ミュージアムに行ってまいりました。
フィレンツェからユーロスターで1時間でした。


ボローニアの駅はちょっと寂しい感じでした。ちょうど中国の駅のようにプラットフォームが低いのです。


ボローニアに13時20分に着きましたので遅めのランチを街頭のカフェで食べました。ボケていますが、手前がクラシックボローニア風ラザニアと
バルサミコ酢ドレッシングのミートサラダ、そしてカルボナーラスパゲッティです。そして、アックアナチュラーレ大瓶とデザート2つ。
トータルで50ユーロ(8500円)ユーロ高のため、ちょっと高いですね。


タクシーにのること15分13ユーロで到着しました。ちょっと郊外にあります。
やはり、ちょっとした工場です。


構内にはDUCATIのバイクと車のみ駐車可能で、従業員のスクーターは外に駐車です。

残念ながらオランダでモトGPにスタッフが行っているという理由で工場見学ツアーは取り止めになっており、ミュージアムの見学だけになりました。
事前にWEBで見ていった物の現物をこの目で見ることができました。
入り口に鎮座されますのが、SportsClassic1000Sです。


扉を開けると、最新のバイク2台、ハイパーモタードと1098DESMOSEDICI RRが置いてあります。
すべて、Don’t Touchですが、ちょっと触ってしまいました。


次に、モンスター696とマルチストラーダ

残念ながらGT1000はなし。(-"-)

受付のアリサンドラさんに事情を説明すると「お好きにご覧になって、最後にこのノートにサインしといてね!」と親切に対応してくれました。
家内はあんまり興味無いので、コンファレンスルームで一休みしていました。

まず、DUCATIってタイプライター作っていた会社なんですね。それから自転車バイクを作ってと。なんか昔のプリンス自動車が富士精密機械だったころのようです。あそこでも、自転車バイク作っていました。
かわいいエンジンです。図面も貼ってありました。昔設計をしていたころを思い出してしまいました。

スリムな小排気量バイクを作っていたんですね。タンクの赤と素敵なデザインのDNAは現代に通じるものがあります。


すべてのパーツのデザインが宝石のようです。


ドラフターとZライト CADのない時代はこれでしたよね。

1960年代にはいりました。まだ小排気量ですが、カッコいいですね。キャブの位置からエキゾーストにつながるラインが最高です。

ポールスマートのプロトタイプですね。
タンクが樹脂性で部分的に透明になっていますね。簡易燃料計というところでしょうか。
現代のポールスマートでもアンダー側のカウルをつけるとこうなりますね。シートエンドカバーとかマフラーの細さとか、いいですね。


これはL型4気筒ですね。吸排気の取り回しに無理がありそうですね。

これは3気筒に吸気3、排気側6の構成ですね。コンパクトな並列多気筒エンジンも試作していたんですね。


こちらは、黄色のSPORT1000Sの原型


後ろ側シリンダーの吸気、排気の向きが今と逆ですね。

美しいディテールデザインですね。

1980年代ってもうこの世界ですか・・?



こんなエンデユーロも作っていたんですね。 

1995年以降はもう現在のデザインと基本的に同じ世界です。



2007年のSBKチャンピオンカーですか? よくわかりませんが

こちらは2007年MOTO GPチャンピオンカーなんでしょうか。

数々の栄光の軌跡


その後、DUCATI SHOPがそばにありましたので、ロングTとDUCATIコルセバックを購入しました。
全世界統一デザイン、同一商品を扱っていました。


帰りに大きなノートにサインをして、タクシーを呼んでもらって帰りました。 本当に親切でした。