2008年6月23日月曜日

DUCATIの聖地 イタリアボローニア発

本日DUCATI GT1000の聖地ボローニアDUCATI工場&ミュージアムに行ってまいりました。
フィレンツェからユーロスターで1時間でした。


ボローニアの駅はちょっと寂しい感じでした。ちょうど中国の駅のようにプラットフォームが低いのです。


ボローニアに13時20分に着きましたので遅めのランチを街頭のカフェで食べました。ボケていますが、手前がクラシックボローニア風ラザニアと
バルサミコ酢ドレッシングのミートサラダ、そしてカルボナーラスパゲッティです。そして、アックアナチュラーレ大瓶とデザート2つ。
トータルで50ユーロ(8500円)ユーロ高のため、ちょっと高いですね。


タクシーにのること15分13ユーロで到着しました。ちょっと郊外にあります。
やはり、ちょっとした工場です。


構内にはDUCATIのバイクと車のみ駐車可能で、従業員のスクーターは外に駐車です。

残念ながらオランダでモトGPにスタッフが行っているという理由で工場見学ツアーは取り止めになっており、ミュージアムの見学だけになりました。
事前にWEBで見ていった物の現物をこの目で見ることができました。
入り口に鎮座されますのが、SportsClassic1000Sです。


扉を開けると、最新のバイク2台、ハイパーモタードと1098DESMOSEDICI RRが置いてあります。
すべて、Don’t Touchですが、ちょっと触ってしまいました。


次に、モンスター696とマルチストラーダ

残念ながらGT1000はなし。(-"-)

受付のアリサンドラさんに事情を説明すると「お好きにご覧になって、最後にこのノートにサインしといてね!」と親切に対応してくれました。
家内はあんまり興味無いので、コンファレンスルームで一休みしていました。

まず、DUCATIってタイプライター作っていた会社なんですね。それから自転車バイクを作ってと。なんか昔のプリンス自動車が富士精密機械だったころのようです。あそこでも、自転車バイク作っていました。
かわいいエンジンです。図面も貼ってありました。昔設計をしていたころを思い出してしまいました。

スリムな小排気量バイクを作っていたんですね。タンクの赤と素敵なデザインのDNAは現代に通じるものがあります。


すべてのパーツのデザインが宝石のようです。


ドラフターとZライト CADのない時代はこれでしたよね。

1960年代にはいりました。まだ小排気量ですが、カッコいいですね。キャブの位置からエキゾーストにつながるラインが最高です。

ポールスマートのプロトタイプですね。
タンクが樹脂性で部分的に透明になっていますね。簡易燃料計というところでしょうか。
現代のポールスマートでもアンダー側のカウルをつけるとこうなりますね。シートエンドカバーとかマフラーの細さとか、いいですね。


これはL型4気筒ですね。吸排気の取り回しに無理がありそうですね。

これは3気筒に吸気3、排気側6の構成ですね。コンパクトな並列多気筒エンジンも試作していたんですね。


こちらは、黄色のSPORT1000Sの原型


後ろ側シリンダーの吸気、排気の向きが今と逆ですね。

美しいディテールデザインですね。

1980年代ってもうこの世界ですか・・?



こんなエンデユーロも作っていたんですね。 

1995年以降はもう現在のデザインと基本的に同じ世界です。



2007年のSBKチャンピオンカーですか? よくわかりませんが

こちらは2007年MOTO GPチャンピオンカーなんでしょうか。

数々の栄光の軌跡


その後、DUCATI SHOPがそばにありましたので、ロングTとDUCATIコルセバックを購入しました。
全世界統一デザイン、同一商品を扱っていました。


帰りに大きなノートにサインをして、タクシーを呼んでもらって帰りました。 本当に親切でした。


5 件のコメント:

Toshifumi Kako 1966 さんのコメント...

Katsu141さん。こんにちは。

イタリア現地よりの最新リポート
楽しく拝見させて頂きました。
凄いプロトタイプの
SportsClassic1000Sですね〜
ヘッドライトが装着されていない
シンプルなスタイルもまた新鮮です。

素晴らしき行動力とその実行力には脱帽で御座います。

加古 42-T

Katsu141 さんのコメント...

イタリアの安ホテルを渡り歩いたためかインターネット環境が悪く、思うようにアップできませんでした。すこしずつ紹介していきたいと思います。

Toshifumi Kako 1966 さんのコメント...

Katsu141さん。こんにちは。

そしてイタリアより無事お帰りになられたそうで何よりで御座います。こちらのコーナーのドカヒストリー写真が増えて大変参考なるモデルを楽しませて頂きました。そしてドカ工場見学ご苦労様でした。

Katsu141さんの独自リポートによる遠い国イタリアの貴重なる情報を心より満喫させて頂きました。バイク雑誌の特集記事より面白い出来栄えに拍手喝采の気持ちです。

加古42T

Toshifumi Kako 1966 さんのコメント...

うわわぁ〜。
写真を見ているだけでもワクワクしますね。

お久しぶりでございます。
加古36Eです。

工場見学リポート楽しませて頂きました〜。
個人的には黄色のスポーツ1000が大変興味深いです〜。
やっぱり60年〜70年代のデザインは今のバイクのデザインの原型で、とっても惹かれますね〜。
写真で見させて頂けただけでもうれしく思います。
パチパチパチ〜!!

加古 E

Katsu141 さんのコメント...

加古T&Eご夫妻さま
暖かいコメントありがとうございます。

ピンボケ写真が多くって、写真の専門家のみなさんには恥ずかしい写真ばかりです。もうちょっと写真技術を勉強しなければいけません。
今回は単車に関するトピックスだけを紹介していますが、旅行を通じて、豊かなイタリアンデザインのバックボーンの一端を知ることができました。
歴史的建造物や、レオナルドダビンチの科学に基づくデザイン、ゴシック様式やロマネクス様式などの古典形式美からルネッサンスを経て人間回帰、自然回帰のデザイン、そしてモダンイタリアンデザインと、それらの歴史の積み重ねが、これだけの官能的なデザインを生み出している背景なのかなという感じがしました。
日本でも素晴らしい、デザインや景色がありますが、どちらかと言えば、控え目で奥ゆかしさの中の美という感じがします。
イタリアでは、本当に圧倒されるすばらしい美との出会いがありました。思わず、言葉に出してすばらしいという出会いの瞬間があります。
城壁の門を過ぎた後のサンピエトロ寺院の中庭や大聖堂とキュポラ、ピサの斜塔、ロマネスク様式のフィレンツェの大聖堂の外壁の淡い色が織りなす何とも言えない美しさとその大きさ、ミラノのゴシック様式の大聖堂。南イタリアのナポリ、カプリ島のリゾート感。デザインの豊かさを感じました。
いつか、皆さんと一緒にイタリア縦断バイクツアーなんていうのをやってみたいなあという新たな夢を描いてしまうこの頃です。