2008年9月28日日曜日

榛名山ー軽井沢ツーリングビデオ

懲りずに、榛名山のワインディングのビデオ1,2と軽井沢の街中の走行シーンを載せました。
相変わらず、カメラが下をむいてしまい、前方の景色をすべて捉えきれていませんが、ご自身の想像を働かせて、
サウンドととも、お楽しみください。もう少し勉強して、うまく前方がとれるようにしてみたいと思います。
撮影したカメラはCANON Power Shot TX1でフルハイビジョンモードで撮影したものをMP4-AVCに変換して掲載しました。

榛名山1
榛名山2

軽井沢の街中の風景

GT1000の目覚め ビデオにとってみました。

朝の儀式をビデオに撮ってみました。

行き先を決めないまま深紅のGT1000にまたがり、イグニッショキーを差し込み、セルスィッチを押した。
その瞬間、空冷L型2気筒1000CCエンジンは瞬く間に目覚めた。
心地良いこの低周波の鼓動が、からだ全体に響き渡り、一体化していく。
次の瞬間、自然に左足のつま先がコツッーンとギヤーを1stに滑り込ませる、と同時に右手首の捻りと共に、鼓動は高まり、2次曲線を描いて加速していった。
あ~っ!心地良い!!

2008年9月27日土曜日

”頭文字D”榛名山ツーリング456㎞

あの”頭文字D”でおなじみの榛名山に峠アタックを目的に?ツーリングにいってきた。
私自身”頭文字D”が好きだとか、ドリフトで峠を攻めるのが好きだとかということとは全く無関係であった。
しかし、関東地区で行くべき新しいエリアがみつからず、ふと、中国出張時に国営放送で日本上映前に放映していた台湾俳優による””頭文字Dを思い出して、出かけてみることにした。
ウェブで調べてみると、実は、結構ツーリングの目的地としても定番のようだった。

9月最後の土曜日の朝、久しぶりの晴天。
昨日の夕方から冬型の気圧配置のせいで、10月中旬なみの冷え込みとなった。
AM5時になると竹内まりやが歌う”カモフラージュ”のMDが我が家の1Fに響き渡る。
もうすでに目覚めていたかのように、イントロが終わり、第一小節の歌詞が終わらないうちに、音量を落としてしまった。
洗面を済ませ、着替えをして、ヨーグルトをいただいた。
リビングのカーテンを人差し指でちょっと開いてみると、まだ、外は暗い。しかし、秋晴れのようだ。
ハミングをしながら、ヘルメットを手にした。きょうは、ARAIで行こう。先週フェラーリでちょっと寒かった記憶がよぎったからだ。
もちろん、ジャケットはダイネーゼ製のDUCATI NERO LINEレザージャケットだ。
昨晩、すでに、ラナバー・レザートリートメントを塗りこんで、十分に柔らかいコンディションに仕立ててあった。
久しぶりのヘビーなこのレザージャケットも、おかげで心地よく羽織ることができた。
先週までは、クラッチの操作性の良さからニューバランスのフェイクレザーシューズを好んで履いていたが、きょうは、ブーツが必要だろう。
黒のCHIPPEWA [チペワ]25061 6" MOC BOOTS RETRO BLACK に足を通した。
6インチのワークブーツだけに、はやる気持ちを抑えて、靴ひもを締めあげるのがまどろっこしい。
モカシンタイプのアッパーに、ビブラムのホワイトソールという、このスタイルは既にアメリカでは製造されておらず、たまたま、ショップで見つけて買ってしまったものだ。
クラッチを操作する時にどうしても、この手のブーツは足首を固定されるので、あまり好きではなかった。
しかし、久しぶりに履いてみると、多少なじんできたせいか、結構いけるという感触をもった。
さて、バイクバーンを開けて、2枚重ねのシートをはずすと濡れたように輝く深紅のGT1000が現れた。

ヘルメットをかぶり、グローブを付けて、GT1000に跨り、いつもの儀式が始まった。
GT1000は今朝も心地よく目覚め、私を非日常の世界へと誘うのであった。

国道16号線は朝6時前というのに、若干混雑し始めていた。
先週と同様、橋本交差点を陸橋でパスし、八王子バイパスへと流れていった。中央高速に入る前に、まずは、燃料補給というのが定番化してきた。
中央高速は、八王子ICから2車線となっているため、このエリアは常に、流れてはいるものの混雑状態であった。
きょうは、圏央道を通って、関越自動車道まで一気に走り抜ける計画だ。晴れていた空に、瞬く間に雲が覆い始めて、気温は一段と冷え込んできた。
6速4000回転を続けていると、さすがにレザージャケットとはいえ、体が冷え込んでくる。
鶴ヶ島ジャンクションで関越自動車道に乗るとすぐ、高坂サービスエリアがあるので、そこで暖をとることにした。
この高坂SAは東名でいう海老名SA、中央高速の談合坂SA、東北自動車道の蓮田SAと同じツーリング集合スポットとなっている。
今日も、すでに、メガツーリンググループが集まり始めていた。とりわけ目立っていたのが、BMWであった。
ヘルメットをとった姿は、おじさんばかりだった。とにかく元気な団塊の世代が多い。
さて、その先は、関越自動車道を渋川伊香保インターチェンジまですすみ、そこから榛名山を目指した。このコースは高速ICからの最短距離だ。
この写真はまさに、高速を降りたところだ。

榛名山への道は別名”上毛三山パノラマ街道”といわれており、いわゆる峠道であった。
しかし、伊豆、箱根方面を相当回数こなしている者としては、ワインディングそのものは、きわめて平凡なものであった。
これは、途中の見晴らし台から下界をながめたもの。


高根展望台には、駐車スペースと展望スペースがあった。夜にはここでドリフトをするFRマシンを写真撮影するギャラリーがいるのだろうか。

最終コーナーをまがると突然直線道路が開けてくる。いよいよ榛名湖公園である。ロープウェイ入口を右折して、突き当ると榛名湖だ。
記念に写真をとったが、公園の名前を背中で隠してしまった。
険しい顔をしているのは寒いからだ。

レザージャケットの中に、コットンのタートルネックを着ていても、寒い。
夏用のSUOMYジャケットに比べると、このレザージャケットはゆとりがあって、隙間風を巻きこみやすい。やはり、レザージャケットはタイトでないとだめだ。
反対岸から榛名富士山をながめた。すばらしい眺めだ。

今日も地図は持ってきていない。iphoneだけだ。榛名山から軽井沢へ抜けられることはわかっていたが、いくつも道があり、最終的には、一度北上して、日本ロマンチック街道を経由して、北軽井沢から入ることにした。
日本ロマンチック街道は、その名にふさわしく、切り立った山の間を抜けていく感じで隆起した岩肌を見せる小山など、非日常な光景が繰り広げられる。
いよいよ、草津方面と軽井沢方面の分岐点を過ぎ、さらに、嬬恋と北軽井沢方面に分かれる道をもちろん左折した。
途中、速度違反の取り締まり、いわゆるネズミ捕りを行っていたが、丁度その時、前に遅い車がいて、ブロックされていたので、難を逃れることができた。

有料道路になるが、白糸ハイランドウェイを通って、前回は行くことのできなかった白糸の滝に行くことにした。

ここには、20代の時に会社の友人達と来たことがある場所だ。久しぶりだったので、過去の記憶はなく、新鮮な印象を持ってみることができた。





花火でナイアガラという花火があるが、そんな感じの滝だった。


手にしているのは、ホットミルクティ。寒くてしょうがないのだ。たこあしスタンドをつけたデジカメでセルフタイマー撮影である。

リノベーションも済んですっかりきれいになった旧三笠ホテルである。今は、入場料を払って見る歴史的名所となっている。
軽井沢なので、レンタル自転車でくるビジターは多い。ちょっと、軽井沢市街からは離れている。



軽井沢の見どころはさておき、11時40分で早めの食事をいただくことにした。
前回イタリアンだったので、今日は、蕎麦を食することにした。
ここ蕎麦処川上の扉をひらくと、JAZZがながれ、外人らしきウェイターが日本語でいらっしゃいませと一人の私を席まで案内してくれた。
メニューはきわめてシンプルで、天ぷらか鴨か熱いか冷たいかのそばの組み合わせである。他に、揚げもちがあるくらい。
私は、天ぷらはちょっと重いので鴨せいろを注文した。
値段は1800円、日常的感覚からすると、いつも銀座で食べている小諸蕎麦300円台の感覚ではとても、躊躇してしまうところだが、今日は、非日常である。
なんのためらいもなく、オーダーをした。
実際いただいた感想だが、そばがおいしい。
だが、銀座の小諸蕎麦との差がそれだけあるかは、不明である。


和風テーストのバーといった感じだが、蕎麦がメインである。

エクステリアを裏側から見たもの。
バイクを停めていたので、その場で撮ったが、もう少し左奥にいけば、テラスがあり、大勢の方がたが座って蕎麦をすすっていた。


さて、朝6時に出発して現在12時過ぎ、簡単な計算だが、家に6時前に帰りたいなら、今、帰らないと、間に合わない。折り返し地点よりは家に近づいているので、4時30分には着くだろうということで、帰路についた。
途中いつもの西武のアウトレットモールがあったので、Brooks Brothersのゴールデンフリースの刺繍の入ったスポーツシャツ2枚と、ネクタイを買って帰った。
はたしてどのように、買物のバッグを持って帰ったのか。ちょっとした工夫をして、鞄にとりくけ、肩から掛けていくことにした。

私は、1970年代に高校生活を送ったが、当時石津啓介が主宰していた VANジャケットのウェアをボトムからトップまで身に付けていた。
Mens Clubという雑誌は、アイビーのバイブル的存在で、ファッション誌というよりも、ライフスタイル誌であった。
アメリカのアイビーリーグの学生生活をそのまま再現したようなトータルライフスタイル提案は、”でなければならない”的様式美を持ちつつも、どこか破天荒な自由さを併せ持つ、良きアメリカ生活のお手本であった。
その後ヘビーデューティとアイビーが融合したヘビアイとか、SCENEといったコンテンポラリーな要素を取り入れたものと、Kentというような徹底的なオーセンティックなアイビーを追求するブランドなど多角的な広がりを見せた。
FUKUZOのシャツやMIHAMAの靴やKITAMURAのバッグなどハマトラと云われたものも、この延長上にあったと思われる。
現在、日本のこの種のトラディショナルブランドは、淘汰されて、最終的に現存するものは少ない。数年前のUNIQLOが残念ながら最大のトラディショナルブランドと言えなくもない。
それに比べると、歴史の長い、海外ブランドには、オーセンティックなアイビーブランドのBROOKS BROTHERSや POLO など普遍的なブランドが多い。
BROOKS BROTHERSはちょっと高くて、普段は手がでないが、セールの時と、このアウトレットファクトリーストアだと購入が可能である。
BROOKS BROTHERSのボタンダウンシャツは、襟まわりの作りが絶妙で、一度経験してしまうと、もうこれしかないという感じである。
意外に知られていないのが、ブランドマークである。先日も会社の若い連中からこれはどこのマークですかと尋ねられてしまった。
ちょっとまだこのゴールデンフリースのマークはポピュラーではないのかもしれない。
バーバリーだとか。BOSSだとかポールスミスだとかいう方が若者には親しみがあるようだ。
いずれにしても決して絶対額は安いとは言えないが、軽井沢に来るときの楽しみの一つになってきた。


帰りの関越自動車道は、横川Sサービスエリアで休むことにした。
峠の釜めしをいただくためだ。上品な蕎麦では、小腹がすいたので、久しぶりに釜めしをいただいた。正直おいしかった。
この小さな器の中に、バランスの取れた食材と味付け。絶品だった。
ちょうど、崎陽軒のしゅうまい弁当の竹の子のように味付けした竹の子の触感と風味。杏のドライフルーツはなぜ、両方の弁当とも入っているのだろうか。
もう一つ、高坂サービスエリアで一休みをした。タリーズコーヒーが入っていたのでマンゴスムージーをいただいた。
このBMWのオーナーは、やはり団塊の世代のかたで、気さくに話しかけてきた。どうも、ETCをつけてうれしいらしい。
この近所のかただが、試しに高速道路に乗ってしまったが、ETCカードを入れ忘れたので、試せなかったの嘆いていた。
確かにETCは便利で、もはやバイクツーリングにはマスト装備だ。このBMW、私も大好きです。


スムージーを飲み終えて、帰ってくると、40歳代のハーレーのチョッパーライダーがGT1000を食いるように眺めていた。
目線を合わせずにヘルメットをかぶり、早々いに出発した。


そして、圏央道、八王子バイパスと来た道を帰って、家に無事たどりつくことができた。予定通り、4時半であった。
今日の走行距離は、11946―11490=456km。 高速道路比率が高いので、伊豆よりも、早く、楽にはしれたと感じた。
もちろん、このあと、1時間半かけて、フクピカ+シリコンコーティング、クロム磨きを行って、シートを被せ、バイクバーンのロックをかけた。
思わず、きょうもありがとうと心の中で、感謝をしてしまった。

PS. 今回も、ご好評にお応えして????90年代バブル時代に流行った。ブランド、横文字てんこもり、超写実的表現でまとめてみました。
   ・・・ってほどたいしたことありませんがね。ムカつく人がいたらゴメンナサイ!!!




2008年9月23日火曜日

秋分の日ツーリング  ビーナスラインへ

秋分の日の朝6時ちょっと前に自宅を出発しました。
詳細はのちほど。(今日は仕事をしなければならないので、半日ツーリングでした。)

本当は、11111で写真を撮りたかったのですが、高速道路上で格闘中で忘れてしまいました。

秋ですね。 そらの雲が秋バージョンです。

諏訪から蓼科高原経由でビーナスラインに入りました。
今日は、天気予報で29度で暑いでしょうといっていたので、
メッシュできてしまいましたが、とっても寒く、レザーが必須です。
遠く見える集落が茅野市です。

実は富士山が見えていたのですが、写真には写っていないですね。

こんな道路を空冷Lツインで・・・ 最高!!

ここでも富士山がみえていました。





あの先の左コーナーを気持ちよく曲がります。

じゃがバターでした。巨大なマーガリン缶がおいてありました。
おいしかったです。


寒い日にフェラーリヘルメットはあまり適していません。

雲海が見える状況です。

馬が楽しそうに人間をもてあそんでいました。

11487-11061=426㎞ 7時間のツーリングでした。

2008年9月22日月曜日

コーナーの醍醐味を堪能したい・・・!

Traction 路面を強く蹴ると安定して強く曲がる。

・・・・ 頭ではわかっていても実践できないですね。
特に右コーナーリングと、左コーナリングでぜんぜん自信が違います。
私は、左コーナリングは大好きで気持ちがいいです。反対の右コーナーリングは全く自信が持てません。下り坂のタイトコーナーなどでは、
びくびくで乗っています。利き足があるせいでしょうか。
高校生の頃サーフィンやスケボーをやっていた時に、グッフィースタンスが得意でした。スキーでも左回りが得意でした。
スピードを出していて、急にとまる時は、左回りで止まることが多いです。
バイクもその癖が出てしまいます。

そんなにスピードを出してのコーナーリングではなくてもいいのですが、気持ちよく右コーナリングがしたいものです。



スロットルを開けることで、安定感とグリップ力が上がる
 カーブを曲がるとき、車体を傾けたままスロットルを握り、加速状態にした方が、安定感が高まり、良く曲がる・・・・。
キャリアを積んだライダーが「開けて曲がる」とか「トラクション」などと口にする、ライディングの基本テクニックの一つだ。
しかし、まだバイクに慣れていないと、曲がりながら加速すれば、徐々にスピードが増すわけで速くなればそれだけ旋回する軌跡が大きくなり
カーブを曲がりきれなくなるのでは等々の不安ですぐに試す気にはなれない。しかも怖々とゆっくりスロットルを捻ったのでは効果が出ないなど、
いくつかコツを掴む必要があるのだ。操作そのものは難しくないのだが、しっかりできるようになるには簡単ではない。
とはいえ、トラクションという特性、特に外車に多い、ツインエンジンを採用するバイクだと4気筒にくらべツインならではの爆発間隔による脈動効果でそのメリットが大きく実感しやすい。それどころか、トラクションをかけて曲がる醍醐味の大きさは病みつきになるほどで、絶対に身に付けておきたいテクニックといえる。
ではなぜ、旋回中に加速すると安定して良く曲がるのだろうか。それは傾いて回転している後輪が、駆動力を得ることで路面に押し付けられ、回転していく方向性を強めることで安定性が高まるのと、タイヤが路面に押し付けられることでグリップが高まるため、加速するにつれ速度が上がって旋回半径が大きくならないからだ。


GT1000 Dicast Metal Model

GT1000のMODELをずいぶん前に購入していましたが、改めて本箱から持ち出してマジマジとみてみました。
結構、正確に再現をしていることに改めて感心してしまいました。

このモデルはSolido S のダイキャストメタルでできています。
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このスペックによると 馬力は92馬力、2気筒、総重量180kg、最高速220km
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2008年9月21日日曜日

台風一過ツーリング ほんのお散歩程度に・・・

台風一過の晴れ間をぬって、箱根にほんのお散歩程度のツーリングに行ってまいりました。

月曜日に磨いておいたせいか、バイクバーンをあけ、ボディーカバーをはずされたGT1000はひときわ輝いていた。
まだ暑さの残る地上では、レザージャケットに手が伸びず、いつものようにSuomyのメッシュジャケットを羽織っていた。
行き先を決めないまま深紅のGT1000にまたがり、イグニッショキーを差し込み、セルスィッチを押した。
その瞬間、空冷L型2気筒1000CCエンジンは瞬く間に目覚めた。
心地良いこの低周波の鼓動が、からだ全体に響き渡り、一体化していく。
次の瞬間、自然に左足のつま先がコツッーンとギヤーを1stに滑り込ませる、と同時に右手首の捻りと共に、鼓動は高まり、2次曲線を描いて加速していった。
あ~っ!心地良い!!

とりあえず、国道16号線を東名町田ICまで下り、ETCのゲートをくぐった。
この瞬間まですべてが無意識のうちに行われていて、いよいよ右に行くか、左に行くかの決断の時がやってきた。
体が、右を要求している。
感情のおもむくままに、S字カーブを描く高速入口を適度な横Gを感じながらアクセルを徐々に開けていった。
空は、台風一過の晴天とは言えず、厚い雲で覆われ、いつ雨が降ってきてもおかしくない状況であった。
しかし、時折、雲の切れ間から青空が現れるのを見るたびに、何の躊躇もなく、先へとGT1000を走らせるのであった。

東名高速は、30分程度走ると御殿場ICに着いてしまった。箱根方面へと曲がり、若干勾配のついた道を、トルクフルなLツインで
走り抜けてしまった。本当に心地よいこの瞬間をどう表現すればよいのか。

乙女峠を越えて箱根に入ると一層どんよりとした天気であった。雨が降る前に帰ろうと、湖尻から関所まで一気に湖畔を走り抜けていった。
寄り道もせず、そのまま箱根新道を通って、小田原まで向かった。
小田原から小田厚に乗った直後、ヘルメットのシールドを雨つぶが叩き始めた。
先日の伊豆ツーリングの帰り、小田原厚木道路で雨にあったことがデジャブのようによみがえってきた。
6速4000回転といえば、どの位スピードが出ているか察しがつくであろうが、厚木まで雨から逃れるようにして、疾走してきた。
いつの間にか、厚い雲は開け、青空が広がり始めていた。

走行距離、220km 気持の良い、お散歩のようなツーリングだった。

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2008年9月17日水曜日

フェラーリロッソ レーシングレッドのヘルメット

Eriko-1971さんの最近のトレードマークになっているフェラーリロッソ レーシングレッドのヘルメットですが、深紅のGT1000に合わせて
これしかないという最終判断で購入してしまいました。
先日、1日装着してみて驚きました。スグレモノです。Eriko-1971さんには申し訳ありませんが大変気に入ってしまいました。


ユニークセリングポイントは

1.すばらしい視界です。 
  横、下方向の視界を妨げるものがありません。シールドは完全クリアでその存在を感じさせません。
  頬とヘルメットのインナー側に余裕があります。その余裕が視野を広げるのに貢献しているようです。
  通常使っているARAIのSZ-RAMIIIは横方向の視界がフルフェイス並みに狭いのでよけいに感じるのかもしれません。
  ARAIのClassicジェットだとその差は縮まると思いますが・・・

2.エアロダイナミックスの妙技です。
   シールドが口の上までしかありませんが、口あご周りに、風圧を感じることが全くありません。これだけの解放感なのに、空気のシールドが
  顔全体を覆っているかのようです。
  どこにもエアインテークはないのですが、ヘルメットの中はさわやかな空気が流れているようです。シールド内は適度な渦が発生し、
  シールドが曇るのを防ぐと共に、爽快感を生んでいます。
  100kmを超えるとヘルメットが負圧で上に持っていかれるのを感じます。顎のストラップにテンションを感じるようになります。
  ヘルメットの表面を流れる空気が揚力を生み出しているのではないでしょうか。
  襟足を刈り上げたようなデザインは、ヘルメット後部に発生する渦をうまく振りきって、抵抗が出ないようになっているのではないでしょうか。
  極めて、後頭部から首にかけては、ざわざわ感もなく穏やかな状況です。

3.装着の超簡単なバックルシステムです。
  ワンタッチでベルト端末を挿入することでセット完了です。微調整も簡単です。Dリングでベルトを複雑にまくのではなく、スキーのバックルと
  同じです。リリースのタブは赤く目立っており、且つ装着時は内装のパッドとバックルの間に挟まって隠れており、誤って取りはずしてしまう可能性は
  低くなっています。きちんと使えば安全で、簡単です。

4.ユニセックスなネオクラッシックデザインで、老若男女にフィットします。
  Eriko-1971さんのようなフェミニンでキュートな方にはとっても、かわいらしく素敵にコーディネートすることができます。
  Katsu141のようなおじさんにはそれなりに、クラシカルなハーフカップヘルメットの雰囲気を醸し出してくれます。
  ブラック、イエローとカラーバリエーションも、イタリアンな超ハッピーカラーです。
  スポクラに合うベストヘルメットとして、お勧めです。

5、クオリティは高く、コンパクト軽量デザインです。
  箱、ヘルメットバッグともフェラーリブランドならではのレッド系の統一感あるパッケージです。内装の見えないところも、赤と黒でセンス良く
  デザインされています。

それでは、すべて良いのかというと欠点もあります。

1.高速での安全性?
  これは物理的に、フルフェース>SZーRAMIIIジェット>Classic Jet>フェラーロッソ>>一般のハーフカップヘルメット
  ということでしょうか。顔の露出部分の広さによってプロテクトできる範囲が決まりますので、上記の順位ではないでしょうか。
  ヘルメットの内装には、このヘルメットはアメリカでは高速道路を走行する安全性が認められていないといった趣旨の
  コーションラベルが着いています。

2.シールド先端内側の顔に汚れが集中します。
   ちょうどちょび髭が生えたように、排気ガスやほこりがたまり、私のような脂性の人は、ウエットティッシュ必携となります、

でも総合的にみて、とってもいいヘルメットです。ぜひ、ご購入をお勧めします。

2008年9月15日月曜日

千葉九十九里 焼き蛤三昧ツーリング

 9月13日~14日は、別件で奥多摩に行っていましたので、3連休最終日には、ぜひ、ツーリングと思っていました。
9月15日敬老の日、早朝5時に起きた時には雨が路面に残っていましたが、路面の乾燥をまって、6時に自宅を出発しました。
今日のツーリングはテーマだけありました。”九十九里の焼き蛤を食べに行こう”です。地図も持たず、iphoneのYahooマップのを頼りに
とにかくアクアラインまで行き先は決まっていました。



今回は、先日通販で買ったeriko-1971さんと同じ赤いフェラーリヘルメットを着用していきました。
eriko-1971さんはたいへんこのヘルメットが似合っていらっしゃって、わたしがかぶるとイメージダウンになるのではないかと心配しています。
装着感はとってもよく、シールドが口と鼻の間までしかないのですが、空力の良さでしょうか、ほとんど口に風を直接受けている感じがしません。
逆に、シールド内に適度な渦が発生して、曇りを晴らすと共に、換気になっているようでした。
後頭部や首のあたりの解放感は抜群です。夏場は涼しくていいですね。
装着のバックルもスキーのバックルのようでワンタッチで非常に簡単です。安全面からいうと、間違って赤いひもを引いてしまうとヘルメットは飛んで行ってしまうので、若干フェールセーフ上の配慮が必要かもしれません。アメリカではこのヘルメットは高速道路で使えないというのも分かる気がします。PLで苦労しそうです。Dリングで折り返す面倒なものが結局一番安全なのかも知れませんね。
しかし、便利です。

保土ヶ谷バイパスから狩場を抜けて、ベイブリッジを渡っている頃になると、暗い雲が覆ってきて、若干雨つぶがシールドをたたくようになってきました。
でも、薄日も差しているので、きっと日中は晴れると信じてアクアラインを通過しました。海ほたるでちょっと休んで、いよいよ千葉県です。

海ほたるでプチ休憩です。どんな風にヘルメットが見えるか確認用撮影です。


アクアラインを渡り終えるとそのまま館山自動車道に乗り換えました。きょうは、房総の海岸線(最も海岸に近い道路)を使って、九十九里まで反時計回りで行こうと瞬間的に判断し、南下していきました。途中のパーキングエリアに入ったとたん燃料ランプがつきました。
不吉な予感を感じながら、一休みして、次のICで下道に降りることにしました。今日は祭日の朝8時頃なので交通量も多くなく、スムーズに国道127号線を海岸線沿いに南下してくことができました。
曇ってはいるものの、風がなくとっても穏やかな内房の景色です。


フェリーの止まる金谷を経て、隣の保田で港によりました。ここは、番やという鮮魚料理のおいしいとこでTVにもよく紹介されるところです。
久しぶりに来たのですが、儲かっているのでしょう、事業拡大して温泉と、レストランが2つ増えていました。朝食をとったあとなので、食事はせずに、記念写真だけヨットが係留されている前でとりました。
みんなでツーリングしているときは笑顔がいっぱいなのですが、一人だと、厳しい表情をしていますね。一人で笑っているとおかしいからどうしてもこうなってしまうのでしょうね。

保田の隣は安房勝山、その隣は岩井です。岩井は林間学校で夏はとってもにぎわっている海水浴場です。ちょうどその境目の交差点です。

更に海岸線を南下して、館山の入口にやってきました。この川を渡ると館山です。海岸通りはさわやかです。



北条海岸からちょっと先に行ったところです。ジェットスキーがまたさかんのようですね。この先を左折すると南総里見八犬伝関係のお城があります。
ひたすら直進します。



館山を抜けると本当に海岸が近くなってきます。このへんから南房総フラワーラインが始まります。この頃になると、空も青空がのぞいて少し汗ばんでくるぐらいいい天気になりました。


ちょっとしゃれた感じの入り江です。

洲崎の灯台にきました。石廊崎の灯台に似ている感じです。そんなに灯台という感じではありません。

最南端に近いところにあるホテルです。眺望も最高でしょう。

南フランスかスペイン風のたたずまいです。

こちらもヨーロッパ調の宿泊施設です。

イタリアンレストランがありましたが、焼き蛤のために我慢です。


海岸はサーファーがいたるところにいました。
南房総フラワーラインらしい道です。とにかく真っすぐ。

平砂浦カントリークラブの入口です。
ゴルフ場でなければ素敵なところですね。
たくさんのお父さんたちが楽しんでいました。


南房パラダイスが道の駅と一体化されていました。
一休み、数人のライダーとバイカーがいました。
ゆずぴーるアイスをいただきました。セルフタイマーがいつ働くか神妙な面持ちです。もっと笑えばいいのにと思ってしまいます。

フェラーリのヘルメット置物としてもいいオブジェです。

野島崎の灯台です。いわゆる白浜の灯台ですね。こちらはアメリカ東海岸にありそうな灯台の形をしています。


ここまでは、GT1000でこれましたが、ここから先はあるいてゆかねばなりません。

ここは、ローズマリー道路といって、路肩にローズマリーの花がいっぱいにさいていました。
我が家の玄関のローズマリーと同じ大きさ花なので珍しくはありませんでした。


こちらまでが南房総
フラワーラインでした。結構長いですね。
鴨川の市内に入る交差点です。
数年前に子どもと一緒にきてシャチショーを見たシーワールドです。あのときは全身びしょぬれになりました。

しばらく、走ることに専念して写真を撮りませんでしたが、勝浦を抜け、大原、太東岬と走ってきていよいよ九十九里有料道路の入口です。


しばらくは、九十九里ビーチラインで普通の道が続きます。

九十九里有料道路の料金所です。ここから本格的に有料道路ですが、高速道路ではありません。

これは走行中にデジカメを持ってうつしたものです。焦点があっていませんね。
こちらは、まっすぐな道を片手でカメラを持ちながらとりました。


そうこうしているうちに目的地の不動堂ICで降りるとすぐ側道に向島という焼き蛤のお店があります。
九十九里町・豊海海岸の浜茶屋「向島」です。
ここ数年大変流行っているらしく、お店が拡大しているようでした。
キムタクがサーフィンに来た時に良く家族でくるといううわさもあるようです。
すでに、数台のツーリングのバイクが置いてありました。
店の中は、この水槽の中に大きなハマグリが生かしていて、これを焼いて食べるというものです。

大勢で来た場合は、バケツで蛤をたのんで焼きおにぎりを食べるのがいいらしいですが、今日はひとりなので、値段の書いていない時価の本蛤定食をいただきました。
本蛤定食の内容と値段を聞いてみると、本蛤(養殖でないもの)3個とイワシ5匹、カニの味噌汁、ごはん、おしんこで2300円ということなのでこれに決めました。
本蛤だけだと6個で3000円、養殖だと2300円です。
このメニューには単品魚介類のリストはのっていません、裏にかいてありました。



蛤の大きさにおどろきます。ちょっとイメージわかないかもしれませんが、あさり10個分の感じです。
3つ食べたらもういいという感じがしました。鰯をやいてたべたら、塩味がきついのですが美味しかったです。
焼き立てとういうのはおいしいです。

さあ食べるぞという意気込みが感じられます。とにかくおいしそうで、思わずうれしくなってしまったのです。

ノンアルコールビールをいただきました、わたしはあまりアルコール飲まないので、よく、ノンアルコールビールをいただきます。
美味しかったです。
最初蛤の片側を焼きます。しばらく焼くと、焼いている側についていた貝柱が外れます。そうしたら裏返しです。蛤の出しがたっぷり出ている汁をこぼしたくないのですが、無理やりひっくり返します。

反対側の貝柱も外れるといよいよ頂ける状況になります。もう我慢できないので、やけているイワシをビールと共にたべ、ご飯とも塩加減が良く合います。うなるくらいおいしーーです。


大満足で店をでて、ぱちり、相当混んでいます。でも店内も1階2階テーブル、座敷両方あるので、十分処理能力があります。待ち時間5分程度でした。
しかし、ここは、一人で来るよりも、たくさんできて、いろんな種類の魚介類をいただくのが良いかと思いました。
伊豆弓ヶ浜の青木さざえ点も良かったですが、ここはそれ以上の楽しさとおいしさがありました。
ぜひ、10月から生ガキがいただけるということなので、みなさんとツーリングにきたいなあと思いました。




帰りは、外房有料道路、千葉東金道路で帰ります。

ここは東金です。ここから高速で東京経由東名横浜までというルートをかんがえていましたが、交通渋滞で東京方面が混んでいたので、
館山自動車道を南下してアクアラインで帰ることにしました。

市原SAで一休み、もう足の付け根が痛いです。

その後、ひたすら首都高、保土ヶ谷バイパスを走って、4時に自宅に到着しました。
走行距離は、10832-10402=430kmでした。
先日の伊豆石廊崎ツーリングと同じくらいでしょうか。
マイペースでガンガン走ったので、皆さんと走るともっと時間がかかるのではないかと思います。
疲れたけれど本当にたのしく、おいしく、リフレッシュしました。
秋には、ぜひ、九十九里焼き蛤&かきツーリングにいきませんか。